カーブの多いJR九州長崎本線で活躍する「振り子式」機構を装備した特急電車です。
平成12年(2000)に登場し、最高速度130km/hの俊足で、博多~長崎間を最速1時間47分で結んでいます。
885系「白いかもめ」の愛称通り、純白の車体にイエローライン、随所にレタリングやロゴを配したデザインが特徴です。
683系は681系の増備・改良形として、平成13年(2001)3月に登場しました。
編成は6両と3両で構成され、運用面での利便性を向上させるため全先頭車に自動解結装置を装備し、クロ683以外の全先頭車が貫通構造となりました。
681系との併結も可能で、6両編成+3両編成+3両編成の最大12両編成の特急「サンダーバード」として関西~北陸を結んで活躍中です。
455・475系は、昭和40年(1965)に451・471系で基礎を確立した交直両用急行形電車の発展形として、165系に準拠した勾配抑速ブレーキを搭載して登場しました。
仕様は直流1,500ボルト、交流20,000ボルトと共通ですが周波数対応が異なり、東日本用の50ヘルツ対応が455系、西日本用の60ヘルツ対応が475系です。
車体・装備は両形式ともほぼ同様ですが、475系には当初60ヘルツ対応を示す帯が車体裾に配されており、北陸・山陽・九州の各地で急行や快速電車として活躍、JR化後は多くの車両がアコモ改造や新色化され、各地区の足として地元に密着した活躍を続けています。
車体裾にクリームの60ヘルツ識別帯を配した475系のオリジナル塗色。
首都圏で人気の253系(成田エクスプレス)は「N’EX(ネックス)」の愛称で、新東京国際空港(成田空港)と都心を結ぶアクセスの特急として平成3年(1991)3月に登場しました。
当初はグリーン車の多い3両編成を基本に2~3ユニットが連結されていましたが、平成5年(1993)には中間車3形式を増設し、6両基本編成として輸送力増強を図っています。
253系は平成4年度(1992)のローレル賞とブルネル賞を受賞しました。
1959年、日光線の電化に伴って新しく準急電車が運転される事となり登場したのが157系です。
皇族や外国賓客の移動用として1960(昭和35)年に登場したのが貴賓車クロ157-1です。
153系に類似した前面形状と157系に準じた準急色の塗装が特徴です。
157系の1番ユニット(のちに2番ユニットも追加)が専用の牽引車として指定されていました。
これら2両のモハ156は非冷房ながらパンタグラフが2基に増設されて特徴ある姿となっていました。
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