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歴史

黎明期

第二次世界大戦以前より、イギリスでは2mmスケール(1/152)、軌間9.5mmの鉄道模型を自作する愛好者がおり、日本でも熱心な工作派愛好者が軌間9.5mmや8mmの鉄道模型を自作し、模型工作雑誌や鉄道模型専門誌を通じて紹介されたことが幾度かありました。
この当時はOOゲージ(HOゲージ)でさえ超小型とみなされていた時代で、これらはあくまでも特殊な模型として存在したに留まっています。
戦後、それまで主流であった1番ゲージ(軌間45mm)や0番ゲージ(Oゲージ、軌間32mm)等より小型の、軌間16.5mmのOOゲージ(HOゲージ)が主流となり、日本でも16番ゲージとして急速に普及しました。
さらに、OOゲージ・HOゲージより小さな模型としてTTゲージ(縮尺1/120、軌間12mm)が登場したが、間もなくTTゲージよりさらに小さな、軌間9mmの鉄道模型が登場しました。
世界最初の軌間9mmの電動模型システムは、1960年代初頭、イギリスのローンスター社から発売された
「Treble-O-Lectric」シリーズ(縮尺1/152、軌間9mm)でありますが、ドイツのアーノルト社が1962年に縮尺1/160、軌間9mmの鉄道模型を発売したのが、Nゲージの本格的スタートであるとされています。