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歴史

1980年代-1990年代

1980年代半ばには、Nゲージブームと呼ばれた社会現象は終息し、Nゲージの販売は急速に落ち込みました。
そのためNゲージから撤退するメーカーも現れました。
いわば停滞・調整期のこの時代に、プラスチック製品の間隙を縫う形で広がったのが金属キットです。
主に、真鍮にエッチング加工を施した車体(ボディ)キットから製品化されましたが、後に下回り(シャーシ)や動力装置込みのキットも現れ、さらにそれらキットを組み立てて完成品として販売する「ワールド工芸」などのメーカーも現れました。
1990年代、「河合商会」、「マイクロエース」=「有井製作所」、「ハセガワ(MODEMO)」などがNゲージに参入・再参入をしました。
「ウィン」(廃業)が塗装済みプラキットを、レイアウト用品の発売で知られた「津川洋行」が情景用の非動力完成品を発売したのもこの時期です。
1990年代末期には、ガレージキットに類するレジンキャスト成型のキットや完成品が発売されるようになりました。
その特性上、少量生産の製品が多く市場に出回らないものが多かったですが、「プラッツ」など一部のメーカーの製品は市場にも流通しました。